さる4月16日のこと、遠州のB級グルメが大集合。ミズモト学園東海調理製菓専門学校で行われた「大試食会」に参加しました。浜松餃子は、あまりにもメジャーになったので、ここでは割愛。そのほかのメニューを順に紹介しましょう。
「いそやき」、これは小麦粉を特製の器具で焼き上げたもの。食感としてはお餅のような感じ。田舎育ちの私は食したことがないのですが、街中の子は昔これを食べていたようです。皆さん、「あー、懐かしい」と満足げ。なんで「いそ」なのか。形が貝の形をしているからでしょうか。「はぜ節」、これは浜名湖のはぜを使ってだしを取る。かつお節の代用品なのですが、これもまさに地産地消を絵にかいたようなものでしょう。お吸い物には、しっかりとダシが出ていました。「遠州酢みそーうめん」、そうめんを酢と味噌のつゆでいただく。夏バテのときにあっさりといただく、いい感じです。
「遠州風お好み焼き」、この特徴としては具として刻んだ沢庵、紅しょうが、ねぎが入っていること。そして生地は薄いのです。「熊(くんま)そば」、昔からの太麺。この日はタラの芽のてんぷらつき。久しぶりに田舎に帰った人が、「うまい」と食べるイメージなのでしょう。変わったところでは、かのブランド品の三ケ日みかんをつかった「三ケ日みかんごはん」。みかんの果汁をいれて炊き上げる。そして、これもブランド品の三ケ日牛の肉が入っている。
B級というよりも、大衆食として支持されてきたその食は、お金を出しても味わえない。大事に伝承していく必要がある。顔を見せた市長も「シティプロモーションの一環として、こうした食文化を応援していきたい」と。この日の模様はマスコミも大集合で、「おい、テレビに出ていたな」と何人かから電話をいただきました。