白装束に杖、弘法大師が開設したといわれる四国八十八寺を回る「お遍路」。
何年か後、定年退職したらチャレンジしたいことのひとつです。
四国をほぼ一周、昔の人は、当然歩いて回った。約1か月かかったそうです。現在では各地からバスも出ていて、数回にわけて結願することも可能です。
浜松周辺にもこうしたコースはありますよ。「遠江三十三観音霊場」「遠江三十三観音札所」「浜松手引観音札所」「遠州川西三十三観音」「浜名湖新四国八十八」など。
2年前の秋、浜名湖コースを休日ごとにまわりました。小生は神道ですので、願をかけるというよりもスタンプラリー感覚でしたが…。第一番札所の「金剛寺」から始まって、浜名湖を一周し、第八十八番の「大福寺」で完結。第二番の摩訶耶寺(浜松市三ヶ日町)、第十八番長楽寺(浜松市細江町)、第四十七番鴨江寺(浜松市鴨江四丁目)、第五十三番龍禅寺(浜松市龍禅寺町)、第六十九番応賀寺(新居町)などは、普段から観光コースのひとつにもなっています。
このコースの絵図は第二十七番「舘山寺」(810年、弘法大師により開創といわれる)で頒布されています。
一部には無住のお寺、お堂だけが残っていたりと、時代の流れを感じさせることもあります。しかし、そのほとんどは健在で、昔から庶民の信仰を集めてきた歴史の重みが伝わってきます。
このコースをフラワーツーリズムなどと組み合わせて売り出せないだろうか、というのが目下の考え。どなたか、力を貸していただける方のご連絡をお待ちしています。浜名湖とお遍路、結構いけると思うのですが。
なお、第二十番東林寺、第四十番龍雲寺のご住職さんがホームページを開設しているので、まずはご覧ください。