前号でS木君が、中国へのプライベート旅行をレポートしていました。さて、私めは中国の瀋陽・大連(旧満州)へ8月30日から4泊5日で、ビジット・ジャパン・キャンペーンの一環としてセールスに行っていました。今回は、高山、鳥羽とタッグを組み、「日本列島中部縦断コース」という新しい商品を提案するためです。
瀋陽の商談会・懇談会では、昨年、ファムトリップ(事前招待旅行)で浜松にきていただいた瀋陽日報の記者Oさん、旅行会社副社長のYさんに会えた。旧知の友にあったような感じ。驚いたのは、商談会にきていただいた人の中で若い女性が7割以上を占めたこと、そして彼女たちは日本語を十分に理解し会話に不自由しなかったこと。浜松の「産業観光」(ヤマハやうなぎパイファクトリーなどの工場見学)へ今年もいくつかの団体を送り出してくれています。
大連は以前から行きたいと思っていた都市。瀋陽と雰囲気がガラリと違って、こちらは国際観光都市です。日本も各地からセールスにかなり来ているみたいで、こちらでの商談会は瀋陽ほどには盛り上がらなかった。
瀋陽、大連には浜松出身の建築家・中村與資平の建築物が今も数多く残っています。静岡銀行の浜松営業部や旧・浜松銀行協会の建物が彼の作品で、国や市の有形文化財に指定されています。風格がただよい、現在でも斬新、重厚さを感じさせます。
今回は時間がないので行けなかったのですが、次回、大連を訪問する機会があったらぜひとも旅順まで足を伸ばしてみたい。日露戦争最大の激戦地となった「二百三高地」、乃木将軍がわが子を戦死させた肉弾攻撃。映画を観た方も多いのではないでしょうか。映画のテーマ音楽、さだまさしの「防人の詩」も記憶に残っていますよね。