PP&M(ピーター、ポール&マリー)というアメリカのフォークソング・グループをご存知でしょうか。「パフ」(これは高校の音楽の教科書にものっていたようです)、「500マイルも離れて」「悲惨な戦争」などが有名で、‘60年代初めにデビュー。ビートルズとともに、世界の若者の音楽文化をリードしました。
20年以上も前のことふとしたきっかけで、このコピーバンドを結成することになりました。小生は「声がいいですね」とよく言われたものですが、ギターは素人に毛が生えた程度の腕前。K高校軽音楽部出身の2人はうまいので、「ベースをやらせて」と自ら志願。
市の音楽祭や佐鳴湖での自主コンサート、披露宴などにも声をかけていただき、月1、2回は演奏活動を行っていました。かっこよくいうと、「浜松の音楽文化に貢献するぞ」というもの。マスコミなどにも登場し、10年間、自分なりにも楽しんでいましたね。グループサウンズ(この言葉も若い人は知らないでしょうが…)で一世を風靡したワイルド・ワンズと共演したこともあります(世間の常識では前座というらしいのですが…)。某ホテルの大ホールで私も歌ったのですが、あれは気持ちよかった。
東京や大阪など全国にPP&Mの愛好バンドがあり、浜松でコンサートを企画しました。5つか6つのグループが集まり、その腕前はセミプロ級。わが「村の合唱団」(私がネーミングしました。いいでしょ)も、声楽を専攻したMさんがボーカルですから、高い評価。
これを期に、小生はベースを知り合いのAさんと替わってもらうことを決意。バンドの将来を考えてのことです。なにしろ彼はお寺の住職で、毎日、お経で発声練習し、木魚を叩いていますからリズム感も抜群。かくして合唱団は東京や沖縄などでのライブハウス演奏もこなしています。
近いうちに再び全国からPP&Mのバンドを集めて、浜松でコンサートをし、旧交を温めたいというのが目下の望みです。今度は、私はステージではなく、舞台の袖でプロデューサーをしていると思いますよ、はい。