小生は冬季を除き、オートバイで通勤しています。現在は、「ダックス・ホンダ」といわれる原付の名車(?)ですが、若い頃には250ccのバイクにも乗っていました。ハーレーにも乗りたかったのですが、大型免許取得までにはいかなかったのが残念。
浜松はオートバイのまち。天竜地区出身の本田宗一郎は一代で「世界のホンダ」を築きあげました。戦後の混乱期、浜松にはオートバイメーカーが数多く存在していて、その中から名車が生まれています。オートバイの覇権争いから抜け出したのが、宗一郎率いるホンダ。特にスーパーカブの原型モデルとなった「カブF型」は、昭和27年の生産開始で、世界でのベストセラーを続ける。
その後のホンダの躍進は周知のとおりで、1989年、本田宗一郎は日本人として初めてアメリカの自動車殿堂入りを果たしているのです。
宗一郎は1906年の生まれ、ですから今年は生誕百周年ということに。お父さんが鍛冶屋をしていたということで、根っからのエンジニアだったのでしょう。出身地である天竜地区に本田宗一郎記念館の計画があり、一日も早い完成が待たれます。浜松は産業観光のメッカを目指していますが、目玉商品になりうるものと確信しています。
そういえば、本田宗一郎という人間は根っからの仕事好きであると同時に、相当な遊び心をもっていたようです。芸者さんを総揚げしてのどんちゃん騒ぎなども、彼にとっては明日への活力源だったのでしょう。
今年の「バイクのふるさと浜松2006」イベントは、8月26日・27日の両日、浜松市総合産業展示館(東名浜松IC近く)を会場に開催されます。ぜひ愛車に乗って、浜松にお越しください。浜松にはオートレースもありますよ。あのスピード感、排気音とガソリンの燃焼するにおいは単に賭け事というのでなく、見ても楽しめるものです。
もちろん浜松地域には、ヤマハ、スズキという世界ブランドがあり、文字通りバイクのふるさと。そしてこれらのブランドは、世界中のライダーたちの垂涎の的でもあります。これまでオートバイ博物館の構想もあったようですが、ぜひ実現してほしいと願っています。