喜びの席にお酒は絶対必要条件のひとつ。もちろん旅にも欠かせません。当地の地酒もいろいろあります。「出世城」「花の舞」「千寿」、どれもネーミングがよい。今年は桜の開花も早いようですので、浜松城公園の桜の下で「出世城(=浜松城の別称)」「花の舞」を飲むのがよろしいようです。「桜吹雪」「満開桜」などという商標があってもいいのではないかと…。
このブログのタイトルは「酒にも人にも酔いたい」、自画自賛ではないですが、結構気にいっているのです。この場合の「酔う」は、「すばらしさに心を奪われ、うっとりする」(岩波国語辞典)というポジティブな意味です。心酔する、というふうに。
そういえば京都の松尾大社は全国から杜氏をはじめ酒づくりの関係者が参詣します。わが先祖も酒に関係していたのかしらと想像をたくましくしたりしています。「酒は百薬の長」と昔からいわれるように、ほどほどに飲むことは身体によい。私めは、ここ数年焼酎派なのですが、静岡割(焼酎を緑茶で割ったもの)に梅干をいれてますので、こんなに身体にいいものはないと感謝しながら晩酌にいそしんでいる。
高石友也ひきいる「ナターシャセブン」(カントリーソング・グループ)に「お酒の歌」というのがあります。小生もかつて所属していたバンドで、結婚披露宴に招かれたときにすすんでこの歌を歌うことにしていました。その一節に「…、彼は私よりお酒が好き」があり、その後に全国のお酒の商標名がずらずら出てくるのです。
インターネットで地酒を検索したところ、次のようなものがありましたっけ。「七福神(岩手県)」、「御慶事(茨城県)」などは非常にわかりやすい。「上喜元(山形県)」、「夢心(福島県)」もいいですね。「松尾(長野県)」というのも個人的には飲んでみたい。「くどき上手(山形県)」、これも秀作というべきでしょう。「謙信(新潟県)」は見つかったのですが、「信玄」はないのでしょうか。NHKの大河ドラマで風林火山をやっていますので、売れるんでしょうが。
閑話休題。愚息が家を新築することになり、最近、上棟式を終えました。いろいろな方から「祝 上棟」と書かれた熨斗紙(のしがみ)が貼られた清酒をいただき、その数が40本近く。囲炉裏のある居間は、まるで酒屋さんの店先のよう。やはり多いのが「松竹梅」でした。縁起物なのですな。松尾家なので「松」にこだわってくれたのでしょうか?