春は送別会のシーズン。わがビューローでもいくつかの動きがありました。
ひとりは国際部長のOさん、旅行会社からの出向組み。海外からのインバウンドを中心に仕事をしていただきました。早期退職をし、身内が経営する会計事務所を手伝うということです。これまで通勤時間が長かったので、これからはマイペースで仕事ができそう。ちょっぴりうらやましい。
もう一人は臨時職員のI君。福岡の出身でJICAのプログラムで、ブラジルで日系人に日本語を教えていた。そして、浜松での「カナリーニョ教室」(ブラジルの子どもに日本語を教える場)で奮闘していたこともあった。縁あって、当ビューローで働いてもらっていた。いずれは教職にと通信教育で教員資格をとっていたところ、市の教育委員会から「非常勤講師の口がありますが、いかがですか」と声がかかった。仕事の穴埋めのこともありましたが、私は「君の夢を応援してあげよう」とカッコいいことを言い、突然の退職となった。
そして、今度は来る者あり。O部長の後任の村松さん。かつてビューローで仕事をしていたこともある。つまり経験者なのです。ですから、仕事のことは全然心配していないのです。ところで、趣味が狩猟、ハンターなのです。年賀状に仕留めた猪の写真を送ってきてくれたことがあります。寒い時期なので「シシ鍋は温まるでしょう」と牽制球を投げているところです。次回あたり、この話を書いてもらいましょう。
閑話休題。私めも宝くじが当れば早期退職して、晴耕雨読の生活に入りたいという願望をずっと持っている。早く送られる側になりたい、しかし現実は甘くないですね。
本題に戻りましょう。小学校を卒業するとき、担任の先生が書いてくれた言葉に「生者必滅、会者定離」と。世の無常というのでしょうか。いえいえ、立春を過ぎても寒いのですが、もう少しで「Spring has come.」になるのです。送別会の酒も悪くないのですが、散りゆく桜を愛でながらの酒にも酔いたい。