浜松市内に佐鳴湖という周囲5.5キロほどの湖があります。ここで、20年も前から「佐鳴湖国際駅伝大会」が開催されています。何あろう、第一回から十回までの大会運営に小生も大きく関っていました。
外国人が湖の外周コースをジョギングしているのを見た知人のFさん夫妻が、「楽しいレースができたらいいね」。私は「やりましょう。記録よりもいい汗のかき方を競うものにしたい」と。というわけでトントン拍子に話が進み、記念すべき第一回大会を昭和60年6月に実施。フルマラソンの距離(42.195キロ)を12区間に区分し、参加者には全員金メダルを用意しました。
第一回大会の参加チームは、14、5チームだったと記憶しています。その後、チーム数は増え続け50チーム以上、1200人の参加が見込まれています。ホンダやスズキなどの実業団チームも参加していますから、記録も相当レベルが高い。これだけは当初考えていないものでした。
今回は22回を数える大会で、5月28日の日曜日に行われます。当ビューローも後援名義をだしている事業ですので、ひさしぶりにのぞいてみようかなと思います。
ところで、小生はF夫妻(フルマラソンも走ったことがあるツワモノです)に誘われて、かの「青梅マラソン」30キロの部に2回参加したことがあります。20キロは走ったことがあるのですが、30キロは未知の世界。若かったのでしょう、最後歩き気味ながらなんとか完走しました。今はカネボウ陸上部の監督・伊藤国光が招待選手でトップを走り、折り返してきたそのスピードには驚きました。
日本一の市民マラソンともいうべき青梅マラソン。最初は村の青年が集まって「何かやりたいね」、その話に円谷幸吉(東京五輪マラソンで銅メダリスト)が賛同し始まったというのです。その円谷は「もう走れません」という言葉を遺し、27歳の若さでこの世を去っています。合掌。
浜松でも「浜松シティマラソン」が一昨年から始まりました。ハーフマラソンからファミリーコースまであり、今年2月の大会には市民ランナーを代表し谷川真理さんがゲスト出場。全国の市民マラソンの皆さん、次回の大会(2007年2月開催予定)へ向けてご準備を!