第二回目投稿の事業部・荻田です、前回は餃子のお話でしたね。餃子の本場は中国。そこで今回は、浜松観光コンベンションビューローの事業で「平成18年度VJC(ビジット・ジャパン・キャンペーン)中国瀋陽市・大連市旅行客誘客」、いわゆるインバウンドについてのレポートです。
国土交通省は「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2002」に基づき、外国人訪日を促進する「グローバル観光戦略」を関係府省と協力して策定。本戦略の中の一つ「外国人旅行者訪日促進戦略」の一環としてVJC事業に重点を置くこととなりました。
当ビューローでは、国土交通省中部運輸局の支援をいただき、去る9月4日~7日の日程で20名の訪中団を組み、中国遼寧省の瀋陽市、大連市にて、産業観光紹介の現地セミナー及び商談会を行いました。富士山静岡空港の開港(2009年予定)を視野に入れ、アジアからの観光・コンベンションの誘致を図る目的です。
訪中団のひとりコンベンション誘致大使の李さん(中国瀋陽市出身者)のネットワークを活用し、中国四大旅行社が集まりました。近々、中国より8名の旅行エージェント・メディアを招聘し、地域の産業観光を視察・体験をしていただくこととなりました。
今後は、中国エージェントに対し当地の売りである「産業観光」を組み込んだ新しいパッケージ旅行のコースを提示することにより、インセンテイブ旅行を実施する企業や富裕旅行者層をターゲットに誘客を図っていく。瀋陽市は人口が800万人近くの大都市ですから、市場としては大変魅力があります。
静岡県内では富士山、温泉、資生堂(女性には大人気とか)、新幹線乗車体験などを用意し、東京では秋葉原、銀座の散策などのメニューを用意しています。
中部国際空港は大連との直行便があるなど、両地域は今後一層の交流促進・誘客が期待されます。来年1月から3月までの間に、とりあえず4本程度の旅行商品で160人程度のインバウンド旅行者に浜松を訪れていただくことを期待しております。
というわけで、中国語と紹興酒をたしなむ訓練をしている今日このごろです。ツァイツエン。